描述
サイズ | H8×φ77mm |
材質 | 真鍮(銅60% 亜鉛(鋅)40%) |
備考 | 製造:日本(富山県高岡) ケース入 |
素材を生かしたシンプルなデザイン。
富山県高岡市の伝統産業である「鋳物」の加工技術で培われた鋳造技術をもとに、製作しています。
スティック型用の香差しと、コーン型用の香置きが付属しています。
素材を生かしたシンプルなデザインの香の器でお香を焚いて、ゆったりと流れるくつろぎのひとときを。
※下記画像は【香の器 丸ー錫】の画像となります。
能作の物づくり
より能(よ)い鋳物を、より能(よ)く作る
高岡銅器の伝統を受け継ぐ鋳物メーカーである能作。
高岡銅器は、原型師が像の元となる雛型の造型を行い、それを砂でできた鋳型に置き換えます。
そして、その鋳型に溶解した銅を流し込み、
型を外して研磨・着色・彫金(彫刻・象眼)といった加工を施した後、仕上げを行ってやっと製品が完成します。
それぞれの工程は分業化され、どれも卓越した技術が必要です。
能作は、こういった昔ながら鋳造技術を受け継ぎつつ、新しい素材・技術研究や商品開発に取り組んでいます。
能作は、素材特性を最大限に引き出すべく 様々な鋳造方法・加工技術を用いることで、
鋳物の可能性を拡げ続けて参ります。
その他の鋳造法と違い、鋳型用の砂に少量の水分と粘土を混ぜ、押し固めて成型する為、
鋳造前に鋳型を焼成・薬品処理をしないことから「生型鋳造法」と呼ばれています。
能作では、昔から高岡銅器の製造で用いられているこの技法で、多くの商品を製作しています。
鋳物砂は押し固めているだけのため、もろく崩れやすく、熟練した職人技が必要となります。
また、砂の粒子の多きさや気温差等の条件により、
ひとつひとつ表情の違う鋳物が生まれるのも「生型鋳造法」の特徴です。
このようなことから、能作の商品につきましては、製造段階にかすり傷などが見られることがございますが、
手作業での商品の良さとなっております。
■ 使用上の注意 及び メンテナンス
ヤニや汚れが付着した場合、中性洗剤を使用して、スポンジや歯ブラシでこすり洗いをしてください。
とれにくい場合、お湯に付け置きしてから同様にこすり洗いをしてください。
ご使用後は柔らかい布でふいてください。
表面にキズがつきますので、硬いたわしや金属磨きは使用しないでください。
真鍮製品
真鍮(しんちゅう)
真鍮とは、銅と亜鉛の合金です。
紀元前1000年頃から用いられ、古代ローマ帝国では貨幣として使用されました。
日本でも正倉院に奈良時代、中国から輸入された真鍮製品が納められています。
現在では、いちばん身近なものでは貨幣の5円玉、
そのほか小物、インテリア、建築金物、仏具や楽器の材料としても愛されています。
能作の風鈴やそろり、燭台も真鍮製です。
おりんや具足で培われた鋳造技術を活かし、ひとつひとつ職人の手によって仕上げられています。
真鍮製品といっても仕上げによるその表情は様々。
能作の技と心意気が詰まった味わいのある製品を、お楽しみください。